BANとはなんだったのかしら


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『真夏に何か起きるのかしら』好きなんですよね。
それは置いといて、2024年の今、BANを振り返ってみようという試み。ちょっとだけね、ちょっとだけ振り返っていきます。

BANがグループにとって特別な曲になってきているというのは、ここ最近を追っているBuddiesならだいたいわかってくれるのかなと思います。
まずは3期生合宿の課題曲に選ばれたこと。おもてなし会で披露されたBANを雛鳥が巣立つ親鳥の気持ちで見守ったBuddiesは多いはず。そしてその後の3rd TOURでは1・2期生+3期生合同のスペシャル版が披露されましたね。スペシャル版、スペシャルBAN…!(うるさい)

さらに7thシングルBACKS LIVEのセットリストに表題曲から選出されたのはBANが唯一でした。しかも振り付けが一部変わって披露されていて。
普通に披露するだけでもなんら問題ないんですよね。終盤パートで使われることも多いし、元々が盛り上がる曲ですから。ところがあえて一捻り加わえてまで披露したい曲。それまでにもうっすら思っていたこのグループにとってのBANは一体どういう存在なのだろうというクエスチョンが浮かんできます。ことあるたびに姿を変えつつ披露されるBANとは一体何者なのでしょう。

 

なんとなく答えが見たかったような気がしたのは先日の卒コン。

BANは常に新しいことをやってるイメージ。ここはノバフォとの対比なんだと思う。静のノバフォ、動のBAN

小林由依卒業コンサート1日目 - All My Loving to You

 

卒コンのBANはセンターステージで円になって披露されていて、また見たことがないBANでした。常に新しくあり続けるのがBANという曲なのだとしたら、櫻坂46にとってのBANは挑戦の象徴であり続けるのだと思います。
だから踊りの難易度が高い楽曲とされていても3期生の課題曲にも選ばれたし、全員でBANを披露するスペシャル版も生まれたのだと。
もっと遡れば、一昨年の2nd TOUR@東京ドーム公演ではムービングステージで披露してくれたこともありました。すごかったよねあれ。櫻坂46が櫻坂46であるために、変わらないために変わり続ける挑戦の象徴。それが櫻坂46にとってのBANという曲なんだと思います。

ちなみにNobody's faultについては、これまで披露する形が変わったことは記憶が確かなら無いはず。披露する形がほぼ変わらないのはこの曲が1stシングルの表題曲であることが大きいと思います。なぜならこの曲こそがグループの原点となる曲だから。原点は不変であるもの、と考えるととても腑に落ちます。

 

最後にBANと何歳の頃に戻りたいのか(以下"何歳")について。何歳はBANへのアンサーなのではないかと思っています。あの頃もがいてた自分に対して、過去に縋るより前を向いて進むという決意表明。あの頃の自分にさようなら、ケリをつけるためのサイファーだったりするのかななんて思ったり。

最高の日々は終わった? 幸せな日々は消えた? 輝いた瞬間は遠く (those days)

過去に戻れやしないと知っている 夢を見るなら先の未来がいい

櫻坂46 何歳の頃に戻りたいのか?より


BANのリリースからはもう3年近くになるんですね。嬉しいこと辛いこと、別れもあれば出会いもあって、その全てが今に繋がっていて。
ようやく明るい未来を描いてもいいと思える実感がいろんなところにあるこのタイミングで来たこの曲はBuddiesに向けた宣誓のようで、すごく好きです。

 


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最後の最後にちょこっとだけ。BANティザーと何歳のサムネでSAKURAZAKAとアルファベットで表記されています。何歳のサムネの表記はBANと比べるとハッキリ力強いフォントに変わり、そして文字は鮮やかに色付いていて、それはまるで咲き誇る準備ができたかのよう。
いよいよ待ち望んだ開花の時期、櫻前線が北上していく。ツアー、楽しみですね。