Asia Artist Award略してAAA

 

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未だに正式な読み方が分からないのだけど、"エーエーエー"なんだろうか、それとも"トリプルエー"なんだろうか。まあいいや。

今回も行ってきました海外公演。今度はフィリピン。今回は本当に迷いに迷ったんだけど、というか日程が非常に厳しかったのだけど、いろいろ手を使ってなんとか調整できました。
やっぱり行って良かったよね。見届けることができて本当に良かった。

 

AAAって?

 

Asia Artist Awards(アジアアーティストアワード、略:AAA)は、K-POP、K-Drama、K-Movieが融合した韓国初のアジアの授賞式です。
一年を通じてアジアと韓国の音楽界で輝いたアーティストを中心に、視聴者投票、デジタルチャート、CDの販売数、専門審査委員会の審査結果を総合して受賞者を選出する「音楽部門」。
地上波またはケーブルテレビ等、全てのチャンネルの作品を審査する「ドラマ部門」そして「映画部門」の授賞式が融合したアジア最大級のライブイベントです。

RET-LIVE FAN VOTE – 2023 Asia Artist Awards

つまるところ韓国芸能界のイベントな訳です。今回櫻坂さんが参加したのは「音楽部門」なので、K-POPがメインの部門ですね。それをフィリピンでやろうってのもすごいんですけど、去年は日本でやってたみたいです。海外でやっても成立するコンテンツの強さはただただすごいね。
実際に現地ではアワードの受賞者が発表される度に響き渡る大歓声が本当にすごくて、この地にも根強いファンが付いてるんだなと。そしてこの大歓声は6時間近くずっと続いてて、それがまたすごかった。というかちょっとしんどかった。

客席で聞いててもそんなだったので、それを会場のど真ん中でずっと受け止め続けるのもしんどかったんじゃないかなと思う。
ただ保乃ちゃんに後日サイン会のときに聞いたらAAA自体はとても楽しかったらしい。あんなに力入れて楽しかったって言ってるのもなかなか見ないことなので、かなり楽しかったんだろうと思います。それはええことやね。

 

授賞式とパフォーマンス

授賞式は受賞者へのリスペクトもあってか予想してたよりも暖かめな雰囲気で良かった。まあ今回はフィリピン開催でアウェイというより中立地だったのも良かったかもしれない。
受賞スピーチで松田里奈ちゃんは立派にスピーチしててえらかったし、山﨑天ちゃんと武元唯衣ちゃんは英語で、藤吉夏鈴ちゃんがハングルでスピーチしてたのもとてもよかったです。日本語でスピーチするのでも全然良いと思うけど、それはそれとしてその場でたくさんの人に伝わる言語でも伝えられるに越したことはないですからね。
森田ひかるちゃんのスピーチはいつも通りのひかるちゃんって感じで、安心感があったな。

 

ところがどっこい(古)、いざ櫻坂さんが次の演者として紹介されたときの歓声が比較的小さめだったのが、会場からの「彼女たちは何者?」というある種見定めるような雰囲気へ変わったように感じられて。名のある数々のグループが登場する中での櫻坂さんだったので、良くも悪くも好奇心の目というのはあったと思うんですよね。個人的にはちょっと嫌な感じの雰囲気になっちゃったなと思った。それはお客さんが"見る"という方向に意識が集中するだろうなと思ったからで、盛り上がる方向には行きづらくなったと思ったから。
でもそれは当然なんですよね。今回は呼ばれた出演者の中では圧倒的に知名度が十分でなく、むしろここからより世界へ名を知らしめて行きたいという状況なので。むしろ注目という観点からだとトップクラスだったんじゃないかと思ったりもする。なにしろ何者?っていう人が多かったと思うので。

そんな雰囲気の中で始まる櫻坂さんのパフォーマンス。登場シーンから良かった。AAAに合わせてイントロダクションを作ったみたいだけど、とても良い演舞でした。そしてその入りからの承認欲求。
ステージに出てきたときの森田ひかるちゃんの表情から感じた勝ちに来た感がすごくて、これを見たかったんだよ。あの雰囲気に飲まれず、平静さと熱量を持って自分たちを表現し切れる強さ。すごく良かった。自分たちが何者であるかをしっかり掴んだパフォーマンスは痺れたね。
2番のBメロのところ、保乃ちゃんがこの舞台を噛み締め楽しんでいるかのような表情も全てが自信に溢れてて良かったな。(ここは本人から聞いたことと符合しててうれしいね)
そしてK-POPの祭典であえて承認欲求で勝負をしに行く心意気も買いたい。ユニゾンダンスってやっぱりあちらの十八番だと思うからね。あの人数で繰り広げる間奏でのユニゾンダンスは圧巻でした。

 

そしてパフォーマンスが終わった瞬間の歓声の大きさね!明らかにパフォーマンスが終わった後の歓声がパフォーマンス前のそれを超えてて、本当にこれだった。観客の心を掴むというのは櫻坂さんが櫻坂さんである所以で、彼女たちはそれができるってずっと見てきて知っていたつもりだったけど、まだ甘く見てたのかもしれないと思った。
本当に底が知れない。

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スラムダンク赤木@山王戦

終わってみて

これからの櫻坂のヒントを得るためのチャンスがAAAだったのではと思ったりする。これから進む先の道標を掴むためのご褒美でもあったかもしれない。見事にバウンスバックを果たした2023年暮れのタイミングというのもまた良かった。
向こう側遥か遠くに見えていた頂上をようやく真下から見上げられるところまで来た、そういうイメージ。同じ世界に立ってるんですよね。相手は何も異星人という訳ではなくて。だから同じステージでパフォーマンスしたからこその気付きや変化も出てくるんじゃないかなと思ってます。とは言えここから先はきっと一足飛びにいかないし、地道に突き詰めていくしかないんだろうな。急がば回れ、千里の道も一歩から、みたいな話。その過程で支えられる場面がまた来れば支えたいし、背中を押したい。"思い出なんかいらん"で突き進むチームだからこその次のワクワク感がある。強さはひとつじゃないからね。

その場にいたからこそ実感できることってやっぱりあって、それを肌で感じ取り視界が開けたと言ってくれることの強さ。いの一番で更新してくれたブログにたくさんの感情が詰まってて、あの場所に立つことの意味は確かにあったんだよと思えた。すごく刺激をもらえたんじゃないかなと思うので、来年以降がより一層楽しみです。

sakurazaka46.com

フィリピンの人たちはクリスマスが大好きなのでその雰囲気も楽しめたのも良かった。

あの舞台で櫻坂の名前がアナウンスされること自体もめちゃめちゃ嬉しかった。
投票一位の前に彼女たち自身が手に入れたものがある訳でね、今回踏み出した一歩目が次へしっかり繋がりますように。誰が何と言おうとこの一歩は彼女たちにとっては偉大なる一歩になるのだから。

 

 

 

3歳のお誕生日会

 

ずっと櫻坂さんを見る機会があったのでそこまで意識することはなかったけど、
実は3rd TOUR以来の単独ライブだった3rdのアニラ。半年ぶりなんだって。
やっぱり単独ライブはシンプルに良いと思いました。その感想をここにも残しておきます。
1日目2日目ごちゃ混ぜにしてますが、おおよそ進行の順番は合うようになってるはず。それでは。

 

M1. Buddies

「元気かい 君に会いたかったよ」で始まるこの曲がなんだか今年一年の互いの労を労っているようで少し泣いた。
2日目は目の前に保乃ちゃんがいて、ずっと眺めていられたのは至福でした。保乃ちゃんが満員の光景を光景を噛み締めてるように見えて、ここでもグッと来てしまった。

 

M2. Dead end

1日目はスタンド見切れに飛ばされてたのでわからず、2日目アリーナから見てもわかんなかったけどひかるちゃんは瞬間移動してた??キツネにつままれたようで何がなんだか。
それにしても森田ひかるちゃんの佇まいはやっぱ惹かれるものがある。あんなに立派に貫禄を出すことができるのがすごすぎる。
そして久しぶりに光莉ちゃんのパフォーマンスが見られてうれしかった!改めておかえり!

 

M.3 摩擦係数

野生と理性のチーム分けが一部変わっててびっくりした。
下手側サイドステージで踊る田村保乃ちゃんと藤吉夏鈴ちゃんが2番ですれ違うところの動き方がめちゃくちゃ好きでした。保乃ちゃんの凛とした力強さと夏鈴ちゃんのしなやかさが感じられてね、とても良かったです。
そして「ま・さ・つ‼️」はいつでも楽しい。

 

M4. なぜ恋をしてしまったんだろう

夏鈴ちゃんの表情の豊かさがまた増してたような気がしてすごかった。ドラマとかCMの経験も活きてるんだろうなと思う。これからこちらの系統の引き出しもまだまだ増えていくんだろうと思うと、とても楽しみです。

「微笑み返してあげる」の田村保乃ちゃんとんでもかわいかったのと、初日にうわ〜その表情ずるない?と思ったのがあったね。そんな視線されたら私、耐えられない。

 

Day1 M5. 美しきNervous

2月のイオンカードライブ、3月のユニ春を逃し続けてようやく辿り着いた初の声出しありの美しきNervousはえらく楽しすぎた…毎回やりません?
この曲の保乃ちゃんのテンションの上がり方や煽り方がすっごく微笑ましくてジャンプにそれが出てたのでリピ配で見てほしい。リピ配で見逃したら円盤でよろしゅう。あんなに煽られてぶち上がら訳ないじゃんね。超楽しかったのでおかわり希望です。(PCだと3行ぶり、スマホだと5行ぶり2度目)

去年の2nd TOURではアンコール曲として見る機会も多々あったけど、やはりアンコールのお手振り曲にするには惜しい。会場のボルテージを上げられる良曲。

この曲の保乃ちゃんはNervousというか Venusでした。訳分からんことを書いてますがそういうことです(どういうこと?)

 

Day2 M5. それが愛なのね

アニラ2日目はアリーナAブロで見ていたのですが、保乃ちゃんがほぼ真正面にいてずーーーーっと見惚れていられて助かりました。あと保乃ちゃんとひかるちゃんのペアダンスもゼロズレでさすがに優勝。ずるいんだよなあ…あのアイコンタクト、覗き込む感じがさ、本当にさ、、、
この曲で特に実感したところなんだけど、保乃ちゃんは振りと表情で煽りの訴求力があるんですよね。上手い。

 

M6. 夏の近道

3rd TOURで春に見たときと3期生の顔つきが全然違っててだいぶ涙腺が緩みかけた。日進月歩だねえ…
間奏の村井優ちゃんと山下瞳月ちゃんのダンスの対比は何回見ても良いんだな。剛と柔の対比なのでとても綺麗に映る。
今回のセトリだとだいたいなぜ恋から会場のテンションを上げていくブロックになってると思ってて、会場のテンション・ボルテージをもう一個上げられるのがこの曲のすごく良いところ。

 

M7. Anthem Time

この曲は3期曲で一番好きですね。今でも毎日聴いてるぐらいには大好き。個人的にガールズルールの遠い親戚のような、そんな感覚がある曲。
今が全力だから、本気だからこそ美しいなって思える曲。いつか来る遠い未来に今この瞬間を振り返っては泣いてしまうだろうね。
保乃ちゃんが3期曲が刺さるって言ってたのもあまりにわかりすぎる話。

M8. ドローン旋回中

イントロが聞こえてきたときのワクワク感、保乃ちゃんの煽りがそれを加速させてくれて、幸せな4分半でした。2日目披露したときの間奏で、「Buddies、私たちがいつでも味方だよ!」ってそんな笑顔で言ってくれることあるんだって胸がいっぱいになってしまった。あの人はこの空間を丸ごと、一人残らず幸せにしようとしてて、やっぱり敵わない。好きな理由なんですよね。
これはNervousもそうなんだけど、保乃ちゃんのアイドルとしての天性をこれでもかというぐらいに光輝かすことができる曲がセンター曲に、それも2曲もあるのは本当にありがたい話で、両方ともアニラで見ることができて思い残すことがない。ありがとね。

 

Day1 M9. Microscope M10. 思ったよりも寂しくない

初日のスタンド見切れの方が見つけてもらえた確信があるという。
それにしてもバズーカ上手だね保乃ちゃん。

思寂はオレンジ色が今回は夕焼けのように見えて幻想的で良かったです。
これはずっと言うけど、ラスサビ手前での保乃ちゃんの「考えすぎないで♪」の大ファン。説得力というかわかった‼️ってなっちゃう、いつもなる。

 

Day2 M9. 君と僕と洗濯物 M10. Plastic regret

ロッコ眺めながらスタジアム全体も見渡してたんだけど、正真正銘満員御礼で誇らしかった。実は(?)プラリグの藤吉さんちょっと好きなので、久々に見られて良かったです。久々というレベルじゃなかったか、ただそれだけレパートリーが増えたのは歓迎すべきことで、でも今後はライブで見ることができない曲も増えていくんだろうと思うと複雑な気持ちではある。仕方ないんだけどね。

 

Day2 M11 確信的クロワッサン

さすがにイントロで沸いた。沸いてしまったよ。
クロワッサンを食べる振りが入ってくるのはさすがTAKAHIRO先生。あの振りもかわいかったです。あと村山的野シンメ好きです。

そしてクロワッサンからの条件反射は良い流れのセトリだったな。 系統全く違うもんね。BACKSメンバーの両方の姿をきちんと見せていくのは良かった。

しかしなんといってもこのパートはMCでの井上梨名ちゃんだよ。もう本当にめちゃめちゃ良いスピーチをしてて涙腺ゆるゆるでした。
あちらにしかできないこともあるけど、こちらにしかできないことだってある。そこに確かな矜持を感じたし、BACKSメンバーに選ばれたって表現も個人的に好きだった。自分たちに期待しててほしいって言える強さが本当に好きだし、ここからの井上梨名ちゃんは特に見逃せないなって思った。You can do it!

 

Day2 M13. コンビナート

2期生のオタクなので普通に泣いた 期曲がこの舞台で披露できたのをただただ嬉しく思うよ。オレンジに染まる光景はめちゃくちゃ綺麗でした。
コンビナートは綺良ちゃんはもちろんなんだけど、この曲は茉里乃ちゃんの表情がとても良くて、自信を持ってパフォーマンスできてるような、そんな感じの顔をしてたのが良いところでした。

2期生って表題・カップリングセンターが何人もいて、もう紛れもなくグループの中心ではあるんだけど、グループを背負って進むという覚悟からこの曲ではどこか解き放たれるようなところがあってそこが良いなと思う。なのでもっと期別曲もっとレパートリーくださいね、頼むぞ。
2期生は全員カラーが違うけどまとまりがあるというのは虹みたいだと思うときがある。

 

Day1 M11.・Day2 M14. 隙間風よ

スタンバイでゆいぽんの背中に森田ひかるちゃん藤吉夏鈴ちゃん山﨑天ちゃんが並んでいる、ただそれだけで良いので…
改名後初期にセンターを任された3人が揃って後ろに控えるってだけでまず良いんですが、この曲のセンターが小林さんなのでなおさら良くなってるという、どうするの?(どうもせん)
サビで座ってパフォーマンスするのが表現力を問われてるようで挑戦的で好きでした。この曲はメロディーも歌詞もマジで良いんですよ。


Day1 M12. 桜月

寒空に舞い上がる桜月、やっぱり曲に一番合う季節は冬かもしれない。
ステージを縦に使いながらだったからか余計に時間軸の移り変わりを感じたというか、麗奈ちゃん(=桜の大樹)が見てきた景色が広がるように見えてとても良かったな。

 

Day2 M15. 五月雨よ

曲のラストで山﨑天ちゃん田村保乃ちゃん森田ひかるちゃんがアイコンタクトするところが大好きなので…
この日常が永遠に続いてほしいと思ってしまう。
五月雨よはかなり好きな曲なんですけど、やってこないことを悟りつつ、それでも希望を諦めきれない諦めの悪さがとても人間らしい曲で良いと思ってます。五月雨よと桜月の詩を書いたやすすはもう少し評価されていいとは思う。


Day2 M16. 一瞬の馬

見間違えでなければがんばりきが振りで入ってたはず。やっぱりどことなく菅井さんを感じる曲なのでアニラで披露したっていうのは意味があるように思える。

一方で夏鈴ちゃんへの宛て書きっぽくも思えるので不思議な曲。スクリーンに抜かれたときの表情も頭にまだ残ってるんですよね。自由の象徴としての藤吉夏鈴ちゃん。

 

Day1 M13. Nobody's fault

土生さんがいるノバフォもこれが最後なのかと思いながら見ていた。落ちサビあたりのパートで土生さんと保乃ちゃんのペアダンスみたいなところがあってそこがしれっと好きだったんですよね。寂しくなってしまうなあ…

やっぱりひかるちゃんが跳んでこそのNobody's faultだなと思う。すごく重みのある曲だからこそ跳ぶのよ。


Day2 M17. Cool

3rdツアーぶり、お久しぶりでした。
この曲はメンバーカラーのペンライトで染まるのが映えるなと思う。まだ3rdツアー引きずってるのかもしらんけど。
Coolをするときの保乃ちゃんの凛々しげな表情が好きだなと思って見てた。これに限ったことではないのだけど、とても好きな顔をしてる。あと2番初めのAメロに好きが詰まってた。

 

Day1 M14.・Day2 M12. 条件反射で泣けてくる

イントロがとても好きな曲。イントロがかかると未だに一瞬ピアノを期待してしまう。
田村保乃ちゃん山﨑天ちゃん守屋麗奈ちゃんの3人でアルプス一万尺をやってるところが好きなんだけど、あんまりお互いを見てなさそうなのによくあんなに手を合わせられるよね、すごい。

今回この曲の正規メンバーとBACKSメンバーの2種類の条件反射を見られたのがとても良くて、BACKSメンバーでこれを披露するというところに全員で勝ちに行く気概を感じたところがとても好きでした。


Day2 M18. 流れ弾

ドローン旋回中と美しきNervousが保乃ちゃんの天性を輝かす曲ならば、流れ弾(と断絶)は保乃ちゃんが積み重ねた努力が花開く曲。

1番終わりでバクステからセンステへの花道をひとり駆け出したときにペンラが赤なのも相まってあのときのガラ割れのことを一瞬思い出してしまったけどもちろんそうはならなくて、そうはならなかったことにとても安心したのを覚えてる。

話がめちゃくちゃ逸れるけど、あの頃はどんな曲でも笑顔が多くて、それは強くあろうとする姿の現れだったと思うんですよね。迷ってもがいてそれでも前を向いて進まなきゃいけなかったあの頃からようやく自分(たち)の進むべき道が定まりもっと自分らしさが出せるようになって、ライブでの表情のバリエーションも増えた、そんな気がしてます。強くあろうとするだけが強さじゃないんだっていうところに辿り着いたのかな。そんな気がしてます。個人的な感想。

2ndツアーのときの流れ弾、もっと言えばケヤフェス振替の頃からと思うけど、曲の世界観に深く潜ることができるようになってからは紛れもなく女王だった。表情管理も含めた表現力の向上というのはそれこそケヤフェス初日で唯一ソロのダンストラックがあったのもそうだし、2ndツアーでユニット含めセンター曲2つ任されてたというのが何よりの証拠で、飛躍的に伸びた部分だと思う。ダンスは素人なので知らんけど、表情で人をより引き込むことができるようになったと、ずっと見てきた身としてそう思う。曲を制圧することができるようになった、そんな感じ。1st Tourの頃の曲に飲み込まれてしまいそうになりながらも必死に抗う姿からの成長がとんでもないんですよね。

3rdツアーはより自分との対話が求められているようで、曲の世界観に囚われず自分自身でいられるのか否か、で構築されたものという捉え方。ツアー千秋楽@大阪城ホールの流れ弾はとんでもなく良かっただけに、未だに収録飛ばされたことは根に持っています。流れ弾は保乃ちゃんの成長記でもあるんだよね。
さてそろそろアニラの話に戻ります。

1番の終わりにお辞儀をするところが好きなんだけど、今回のそれはどこか宣戦布告のようで良かったのと、ああこの空間自体を御したなと思えた。
今回は久々に髪をくるくるさせるところも見られた気がする!あの気だるさが出る感じ大好物でね。
そのあとでバクステの動きが止まってから保乃ちゃんが手を振り上げて合図することで全体が動き出すパート!普通にかっこよすぎたのと、あのときあの領域で動けたのって田村保乃ちゃんだけだったと思う。なんとか伝わってほしいこのパート。あのあたりからいつもより曲から飛び出してきたなという感覚がある。

あと2番のセリフが藤吉夏鈴ちゃん&井上梨名ちゃんでびっくりした。ここに限らず要所で井上が起用されてるのは周りからの期待と信頼を感じる。
本人は思うところあるだろうしそう言ってたけど、BACKSのセンターに持ってきてるところとか3rdのときの藤吉さん的な感じを狙ってるのかな。まあそれであっても選抜から落とすかあと思うけど。井上梨名ちゃん獅子奮迅の活躍でした。個人的にはアニラのMVPを差し上げたいぐらい。

この曲はやっぱり落ちサビからの爆発力は随一。今回のラストの表情は言い表し方が難しいけど、全てを出し切ってなお渇望する、そんな顔をしてたように思う。もっともっとって、とても良い顔をしてた。
ようやく次に進めそうな気がします、これは個人的なお話だけど。

 

Day1 M15.・Day2 M19. BAN

初日のオリジナルも好きなんだけど、やっぱりスペシャルはたまらないね。オリジナルは個々人の殴り合いって感じで好きなんだけど、スペシャルになると1・2と3でぶつかり稽古みたいな感じで良い。
スペシャルBANのときの石森璃花ちゃんの表情が春先とそれはもう全然違ってて良かった。自信に溢れた顔をしてて嬉しくなっちゃったな。堂々としたパフォーマンスで素晴らしかった。
そしてスペシャルで出てきたときのひかるちゃんの真打感すごかったね。あんたが大将だよ。また今日も良いものが見れてしまった。


Day1 M16. 静寂の暴力

会場の視線を一手に集めて空気を塗り替えてしまう山下瞳月ちゃん。自分を見させる力がすごい、稀有な人。瞳月ちゃんのAnthemTimeのときの顔つきも好きだったけど、やっぱりこの曲なんだなという気はする。

まだデビュー1年も経ってないあの子らがあの日あの会場あの瞬間のBuddiesに固唾を呑ませたのは本当にすごい。このグループに来てくれてありがとね。


Day2 M20. マモリビト

小島凪紗ちゃんの曲前コメントがとても良かったという話。この曲のセンターが凪紗ちゃんというのもとても説得力があるよね。
自分のベストを尽くすという姿勢が見えたパフォーマンスがこの曲の届けたい想いとマッチしててとても良かった。

 

Day1 M17.・Day2 M21. スタオバ

1日目から2日目で演出をすぐに修正してくるところに唸ってしまった。楽しかったなスタオバジャンプ。かなり冷え込んだ中で身体を温める効果も狙ってたのかな。ちょっとしたオタクへの配慮もあったと思う。

ジャイガのときのそれとはまた異なってて、それは村井優ちゃん主導で煽り倒してたからなんだと思うけど、スタジアム中に正のエネルギーが充満していく様子は凄まじかった。ジャイガのときのは渦に飲み込まれていくかのように周囲へ波及していった感覚。あれもあれで好きだったけどね。
そして特効と共に空間に充満したエネルギーが一気に弾けるのだけど、もうなんか見てて楽しかった。
表情で印象に残ってるのは初日で、藤吉さんの顔が苦しさからか少し歪んで見えたのは印象的でした。
「代償なしは虫がいいね」「やり直せるならなんだってできるだろう」の2箇所は保乃ちゃん天ちゃんが無双してる。


Day1 M18.・Day2 M22. 承認欲求

櫻坂さん毎回次が最後の一曲だよって教えてくれるの優しいね。そしてコールが結構楽しかった記憶。これは少し意外だった。
どこから見ても揃うべきところがきちっとユニゾンできているのは怖いまである。
毎回ライブのたびに思ってるけど、この曲をラストに持ってくるのはいろいろとしんどくない!?って思うセトリばかりではあるんだけど、毎度毎度しっかり最後までかっこよく決められるのがすごいんだよこの人たちはさ。かっこよかった。

 

Day1 EN1〜4. 302号室・少女には戻れない・僕たちの戦争・タイムマシーンでYeah!

さすがにどれも懐かしい曲ばかりで感傷に浸るしかなかった。タイムマシーンは懐かしいとするには早すぎなのかもしれないけどね。

302はフルで聴きたかった。いいところで終わってしまった。
少女には戻れないなんだかんだ初めてライブで見たかもしれない。
僕戦は1年半ぶりぐらいか、この曲もイントロかかるとテンション上がるので好きです。
タイムマシーン、湿らない旅立ちの歌。いつかまた全員揃って歌うところを見たいと思うぐらいにはどんどん歌唱メンバーが減っていくことに耐えられない。

 

Day1 EN5. La vie en rose

二期生がたくさん出てきて期別で送る会やるのかな〜とおもてたらこの曲の披露だった、全然気付かなかった、面目無い。
土生さんを見る保乃ちゃんの表情に全く湿り気が無くてきっと良い時間を過ごせたんだろうなと思った。

このあとに土生さんからメンバーへ言葉を贈る時間があって、ひとりひとりちゃんと見て言葉を贈っていて、そういう人がグループを去ってしまう喪失感は間違いなくある。それは未来に不安がある訳ではなく、もう少し未来を共に歩んでほしかったという意味で。
光莉ちゃんに贈る言葉を選んで選んで贈ってたのは自分の言葉が重しにならないようって配慮、最後の最後まで土生さんは土生さんだった。その翌日に復帰することになるんだけど、光莉ちゃんの土生さんへの想いも素敵だったな。
ドレスもすごく似合ってたし、最後の最後まで土生さんは土生さんで。すごくかっこよかった。改めて卒業おめでとうございます。


Day2 EN1,2 僕のジレンマ・思ったよりも寂しくない

ロッコ曲での披露だったのにそんなに綺麗に青色に染まるんだという驚き。
スクリーンに小林さんが映ってて、歌いながらこの光景を目に焼き付けるような表情してたのが印象的で、その時はその決断をしてることを知らなかったから感傷に浸っているのかなぐらいだったんだけどね。
そのあとの思寂の2番のペアダンス、元気よく踊る保乃ちゃんにつられたかのような小林さん見て元気出た。


Day1 EN6.・Day2 EN3. 櫻坂の詩

初日も2日目も、overtureのときの真っ白に染まった光景と櫻坂の詩のときの桜色に染まった光景はずっと忘れないと思う。
特に櫻坂の詩で桜色に染まるこの光景は格別だった。だってこの色の景色を見せたかったんだから。どんなふうにメンバーからは見えてたかな。人の作り出せる光景の美しさよ。


MC

小林由依ちゃんが「Buddies好きなんですよ」って言ってくれたのが未だに響いている。だってそんなこと言ってくれる人だと思ってなかったから あれを聞けただけで十分すぎてなんか胸がいっぱいです。どうしよう。
2日目のゆーづは良いキャラしてておもしろくて笑った。保乃ちゃんが納得してなさげなのもおもしろかったけど。

あと森田ひかるちゃんのコメント。この人たちはこちらにずっと寄り添って、手を差し伸べてくれてて、なんかそれがすごい泣けた。
櫻坂さんのライブは明日をもうひとつ頑張ってみようという気持ちにさせてくれる。そばにいてくれるし、顔を上げさせてくれる、そういう人たちなんだって改めて認識したそんなコメントでした。
保乃ちゃんも「私たちが味方だよ!」ってドローンの間奏で叫んでたけど、向いてる方向は同じなんだと思えて、グループ全体が同じ方向を向いて作り上げられるのだから強いよねと腑に落ちた。

あと最後に2日目のMCで保乃ちゃんが「3期生に先輩にしてもらった」って言っててそれに頷いてる2期生が見えて、なんだか胸がいっぱいになってしまった。
天さんや夏鈴ちゃんの3期生へのコメントを聞いててもあまりにこの人たちは人間ができすぎていると思う瞬間が幾度もある。
"環境が人をつくる"という言葉を信頼してるのだけど、なんというかそうならざるを得なかった、いつまでも甘えていられない環境でずっと闘ってきた人たちだからさ。

与えられるべきものが与えられず、そしてそれが与えられていく様子を見てもなお愛を注げるのは人としての強さだし、このグループを象徴してるように思う。すごく尊敬してます。


終わりに

振り返って改めて思ったけど、2日目の披露曲の多さにびっくりする。アンコール含めるとそこまで2日間で披露曲の数は変わらないんだろうけど、本編でしっかり披露してくれた曲が多いのは嬉しかった。

初日での土生さんとの別れ、別れなんていつまで経っても慣れるものではないですからね。でもこうやって見送れる機会があることは間違いなく良かった。サヨナラに強くなれなんて無茶言うなよのお気持ち。

アニラ前には2日目は未来に向けたものをお届けとあったような気がするけど、両日共に明るい未来を感じさせてくれるライブを見せてもらったと思う。この一年でより素敵なグループになったなとしみじみしてるところ。4年目の櫻坂さんにも大いに期待していきたい。そう思えるだけの可能性がまだまだ秘められているグループだからね。とっても楽しく応援できてることが当たり前じゃないことも知ってるので、これからのひとつひとつを大切にしたいな。

とここまで書いてほぼこっちに書いてしまったと思ったので良かったらこちらもどうぞ。

clottedcream.hatenablog.com

 

そして田村保乃ちゃん。ライブのパフォーマンス面もそうなんだけど、MCのパートもここ最近ずっと任されるようになってもう立派なグループの大黒柱ですね。いつも手を差し伸べてくれるあなたの愛に応えられるようなオタクでありたいと思います。
シンプルおせっかいだけど、健康に気を付けてこれからもフル回転してね。保乃ちゃんの八面六臂の大活躍にいつも救われているところがあります。これからもよろしくね。大好きです。

 

2020-2023

 

みなさまおはようこんにちはこんばんは、いかがお過ごしでしょうか。

さて今回のブログはこちらの企画の一環になります。

お誘いいただきありがとうございました。
他の方のブログを読むのも楽しみです☺︎

この企画をきっかけに読んでくださる方がいらっしゃるかもしれないので軽く自己紹介をしておくと、普段はチョコクロという名前でX(旧Twitter)をふらつきながら櫻坂46のオタクをしています。推しメンは田村保乃ちゃんです。

かわいい。

今年は結構たくさんの現場に行けたかなと思いますが、それはまた別の機会に書くかもしれない書かないかもしれないし。まあ書くんでしょうけど。今年は楽しくオタクできた一年でした。もちろん去年が楽しくなかった訳ではなく、今年が去年を超えてきたという話。今日はその話をします。

 

 

一時代の終わり

今年一年が胸を張って楽しかった、その今日に至る始まりの話もしたいのでちょっと遡らせてもらいます。
去年の今頃の少し前(11月のことです)に完結した2nd TOUR。FINAL公演となった東京ドーム公演も無事に終わり、そして我らがゆっかーこと菅井友香さんが卒業。これまでグループを、魂を以て支え続けた偉大なキャプテンの卒業は大きな喪失感を感じたものでした。また公演を経るごとに研ぎ澄まされていく信じられないぐらいのパフォーマンスの一方でなかなか埋まらなかった会場、そして紅白選外。やっぱり大きかったのは最後の紅白選外かな。重くのしかかってたと思う。メンバーの元気が無さそうな様子、もっと言えば打ちひしがれている感じが伝わってきて悔しさともどかしさとがあったことは今でも思い出せてしまう。キャプテンの松田里奈ちゃんも先日のアニラのMCでも触れてたけど、やっぱり衝撃は大きかったと思う。


個人的にはもう一個悔しかったことがあって、それは何も言わずとも緑に染まっていた東京ドームのアンコールの光景。そりゃさ、事前にあれだけ煽ってたらそうなるのもわからんでもないし、別にそれが悪いとは言わない。
一方でメンバーだって自分たちの純粋な力だけでドームに立てたと思ってないからこそなんか嫌だなとも思った。
例えば田村保乃ちゃんはドーム前のインタビューでそのことに触れてたし、守屋麗奈ちゃんは新せ界で次こそはと決意表明をしてた。

この2人が言い出すのがとても良いなと思う。ビジュアルと闘争心のギャップが。

overtureや櫻坂の詩で容易に揃わないものが揃うところを見せられると思うところは当然あったよ。だって櫻坂のオタクだからね。

 

幸せのループへ

そんな悲壮感に包まれた空気が少しずつ変わりはじめたのが去年のBuddies感謝祭、特にTAKAHIRO先生の楽曲解説のコーナーが大きかったと思う。こんなに精魂込めてステージを作り上げてるんだと初めて知ることができた機会で、感心したり息を呑んだり、とにかく良い機会でした。

裏側を知ることができたといえば、もちろん今夏の櫻坂46展「新せ界」も。手放しで賞賛できる素晴らしい機会でした。ステージの上もそうだし、MVからジャケ写に至るまでこんなに櫻坂を愛して、真剣に取り組んでくれる人たちがいてくれているということを知ることができたのは何よりも嬉しかった。熱量を感じられることなんてなんぼあってもいいですからね。

春先は3rd TOURがありました。ターニングポイント二つ目はきっとここで、大阪公演のときにメンバーから"公演直前にもかかわらずチケットが買える状況"について発信があったときなんだと思います。

田村保乃ちゃんと松田里奈ちゃんがブログで公式に発信してくれたことに対してオタクも応えてチケットを完売させる。つい先日のAAAの人気歌手投票もありましたが、お互いがお互いを思いやるその大きなきっかけの始まりはここだったのではないかななんて思ったりします。

3rdアニラのMCでも結構"Buddies"のことに触れてくれてたけど、好きな人たちからこんなに愛を返してもらえて、これは幸せなことだと思うよ。もちろん大前提としてメンバーが頑張っていることがあるけど、それを見て支えたいと思った人がたくさんいること、たくさん増えたこと、そしてそれがメンバーが受け取ってくれていること。これ以上望むべくもない。

 

3rdアニラという"発表会"

推しメンである田村保乃ちゃんが割と"櫻坂46の3歳のお誕生日"という表現を使っていたので、なんだか幼稚園の発表会みたいな感覚に錯覚してたけど、この一年の総決算という捉え方ならあながち間違ってなかったのかもしれない。知らんけど。

惚れ込んでレギュラーモデルに起用してくれたVOCEさんからのお花も、いつもお世話になってる有吉ぃぃeeeee!さんからの祝花もこの前始球式をさせてもらったJTマーヴェラスさんからの祝花もどれもうれしいね。

今回関係者の方々からの祝花が本当に多くて、全てを数えた訳ではないからあくまで体感の話ではあるけど、今までで一番いただけてたと思う。
ラヴィットをはじめとする各種バラエティ番組における活躍であったり、ファッション誌で様々な姿を見せてくれるメンバーがいたり、それ以外のところでも特にこの一年は頑張ってきたんだなと祝花を見ながら危うく泣きかけた。お花の色よろしく、メンバーの活躍してきた証がそこに色とりどりに咲いていた。

ちょっと脱線するけど、この多彩さは櫻坂46だからこそできたことなのかなと思う。グループの色が変わった中で自分の個性を出しやすい土壌が育まれ、その中で臆さず自分の色を出し、"何者にだってなれる"を証明していくメンバーたち。
バラエティ番組のみならず、CM起用されるメンバーもいたりだとか、自分らしさを遠慮なく出せる、そしてそれが受け入れられる環境に今なっていることをとてもうれしく、そしてありがたく思います。そういえばバイアフー元気かな、元気なわけないか。倒されちゃったもんね。

そろそろアニラ本編の話に戻りますが、結論シンプルに言えば全てが良かった。誇張なしにそう思います。終演後の余韻をずっと噛み締めていたくなるような、それでいて今すぐにでも誰かと感想を共有したくなるような、そんな素晴らしいライブを2日間ともにこの目に焼き付けられたのはこの上ない喜びでした。みんなを1人残らず幸せにしてくれる、そういうライブだったんですよ。来週リピート配信があるからちょっとでも気になった方は見ていただきたく。

嬉しかったのは全員で勝ちに行ってると確信できたところ。"粒揃いの3期生が入ってきて、触発される1・2期生"というのはこれまでもあったと思うんだけど、今度はそこに"このままじゃ終わらせないBACKSメンバー(井上梨名ちゃんのコメント、めちゃくちゃ良かったです。)と当然引き下がる訳がない選抜メンバー"というのも出てくる訳で、このぶつかりあいがグループをさらに一つ二つ三つ引き上げていくことになる、そんな予感を、明るい希望を受け取れたのが本当に嬉しかった。BACKSメンバーで披露した「条件反射は泣けてくる」とかすっごく良かったもの。

そしてそしてなによりも、見ました?
overtureがかかったときの真っ白に染まった会場の光景と、「櫻坂の詩」がかかったときの桜色に染まった会場の光景を。
記憶が定かじゃないけど、2日間とも櫻坂の詩の前にペンライトの色を変えてほしいって話はしてなかったはず。なのに会場が綺麗に染まっていて、その光景を見て、内心「超えた」と思った。きっとあの瞬間こそが過去の自分たちを振り切ることができたその瞬間で、ようやく思い出としてしまっておいておけるようになったんじゃないかなって。しかもそれはいつでも振り返られる思い出として。
それだけ染まるという行為に重きを置いてしまうのは、それが櫻坂46のことを見に来てくれた人がどのくらいなのかということに繋げてしまうからなのですが、あの光景こそがこの答えなんだと思います。

 

まだ見ぬ景色を

4年前の今日、デビューカウントダウンライブを映画館で見てました。
あの頃には想像だにできなかったところまで確実に来てて、寂しくなることもたくさんあったけど、それでも明るい未来に考えを巡らせることができるのを嬉しく思います。

明日から新しく始まる4年目、あなたたちはなんだってできる、どこへだって行ける、見たことない景色まで辿り着くことができる。いろんな場所に連れて行ってほしい。後ろから全力で支えるから。
4年目もとびっっっきりに期待してます。

 

All My Loving   to You

咲け 咲け 咲け 櫻坂46

 

 

Hello New World

 

1ヶ月後にはAnniversary Liveもあるし、会期延長されるだろうと思ってのんびりしていたらいよいよあと2日と少しで終わってしまうらしい櫻坂46グループ初の展覧会「新せ界」。え、本当に?

終わる前にちょっとだけ感想を書いておこうと思う。ほんのちょっとだけね。あと2日ちょっとで終わってしまうからネタバレはまああるけど、それを差し置いても見に行ってほしい展覧会なので、ちょっとでも行けそうならぜひということで。

 

 

序章

この空間に足を踏み入れたときに渋谷川じゃん!!!!と思った。欅坂46の1stシングル「サイレントマジョリティ」のジャケ写でもお馴染みの渋谷川。渋谷ストリームからも見えるあの景色、大都会の隅で今もなおせせらぎ続ける渋谷川と周りのコンクリートのことですが、我々はそこを、グループの源流となる場所を歩くことになるのがこの序章。個人的にはここでこの展覧会間違いないなと思った。

公式で出てるっぽいレポートでも渋谷川への言及があった。ので公式にそんな感じみたいです。

https://artexhibition.jp/topics/news/20230814-AEJ1523026/

 

5章 大樹

飛んで5章。大樹は5章で正式に紹介されているものの、2章から3章まで至るところにその姿を見せている。

水を想起させる場所からの木というのはすごく意味があると思っていて、この大樹の根がどこに根ざしているかというところ。もっと言えばこの根はどこから水を、栄養を吸い上げているのか。自分たちを形成していっているのか。そしてこの根がどこへ繋がっているか。ということなんだけど、これは欅坂46で違いない。

欅坂で培ったものは何にも無駄にならず今の彼女たちを形成している。植物の根が水と栄養を吸い上げているように、根ざす先の欅坂という源流から経験を吸い上げているかのような大樹。

ここで思い出すのが、改名を発表したときの初代キャプテン菅井友香さんのスピーチ。

『(前略)今、グループとして強くなるために、新しく入ってきてくれた2期生、新2期生、そして1期生の28名でここから新たなスタートを切り、もう一度皆さまとたくさんの夢をかなえていけるように頑張りたいと思います。そしてここから強くなるために、今まで大切にしてきたことを今一度手放すことで、空いたスペースには、本当に大事なものでまた満たされるんじゃないかと思います。ここからのリスタートになるので、相当ないばらの道が待っていると思います。でも、まだ色のない真っ白なグループを、皆さまと一緒に染めていけたらいいなと思っています。欅坂46として培った経験が、きっと私たちを鍛えてくれています。ですのでこの経験を信じて、また新たに強いグループになることを約束いたします。これからも私たちに期待していてください。これからも私たちの応援、どうぞよろしくお願いします。』

菅井友香「欅坂46と前向きなお別れ」スピーチ全文 - 坂道 : 日刊スポーツ

今読んでもすごくないですかこのスピーチ。ゆっかさんは同い年の誇りです。私たちに期待していてほしい、そう言える強さ。とてもいい。たまに推しメンの発言からも感じるけど、その自負がとても好きだったりする。

さて、大樹の話に戻ると、この大樹の姿と新せ界の構成に菅井さんのスピーチを思い出してグッと来るのである。欅坂46と地続きであることを示すかのようなこの展示はとても好きな展示です。

 

2章 映像とダンス-記憶の残像レイヤー

戻ってきて2章では主にMVの構成やそのテーマ、そしてリハーサルの映像が延々と流れている。
この2章で一番心に刺さったのは1stシングル「Nobody's fault」の企画書。

"こんなすごいやつらがいたんだというのを最大限のカタルシスを持って描く"

さすがにそのまま書いちゃマズいかと思ったので中身を要約してみたけど、これは本当に痺れた。当時のメンバーに対してこれほど心強いコンセプトがあっただろうか。茨の道を歩み始めようとするその一歩目のコンセプトとしてあまりにも良すぎる。

 

「Nobody's fault」の話が出たところで少し7thシングルの話もしておきたい。7thシングル「承認欲求」のセンターを務めるのはその「Nobody's fault」、そして2ndシングル「BAN」でもセンターを務めた森田ひかるちゃん。

このタイミングでひかるちゃんがセンターのポジションに舞い戻るのは満を持しての帰還という感覚がすごくある。今年一年は5thシングル「桜月」を引っ提げての3rd TOURから始まり、6thシングル「Start over!」で上昇気流に乗り、海外でのライブも成功させ、さらに着実に力をつけた3期生も合流しての夏フェスやファッションショーでのライブ出演も数知れず。破竹の勢いで突き進む櫻坂46の本年3作目となるリリースは間違いなく勝負手で、そのセンターに森田ひかるちゃんがいるというのは相応しいように思う。

あの頃でさえ「こんな凄いやつら」だったのに、これまで積み上げてきたものが彼女たちをさらにパワーアップさせている。そして頼りになる3期生も加わり、その中心に、先頭にいるのがひかるちゃんというのは個人的にもすごくうれしい。あの頃よりももっと「こんな凄いやつら」を率いてAAAでもぶちかましてきてほしい。

承認欲求の中身もちょっとだけ触れると、メンバーの中でも承認欲求が全然なさそうに見える部類のひかるちゃんにこのタイトルの曲を持ってきたのはおもしろい。メッセージとしては「君は君のままで」ということだからとても合ってるとは思うけど。

そして今回注目ポイントにユニゾンダンスが挙げられてるのもまたおもしろいところで。これまでは「揃える」にそこまでこだわりがなかったようにも見えていたので、それもできるんだぜと言われると降参するしかない。ただそれだけではなくて、振りを揃えていきましょうっていうのはこれまで為されてきた各人のそれぞれの曲の解釈より統一感の優先、ある意味ではエゴを抑えてというところがタイトルと相反するようでおもしろい。狙ってたりするのかな。どうなんでしょうね。

 

終わりに

ということで今回はここまで。新せ界の感想は本当にちょっとしか書いてないけどまあいいです。あと2日とちょっとあるからちょっとでも時間作れそうな人は見に行ってほしいし、その価値がある展示になってると思う。毎回行くたびに展示がちょこちょこ変わってるように見受けられるのも、生きた美術館という趣があってだいぶ好きです。生きているというのは少なからず未来に向けて進んでいるということでもあるはずだからね。

もう少し展示会の中身を知りたい!という方はこちらのブログからぜひ。

note.com

(許可いただいております。めんでるさんありがとうございました〜!)

少しって言ったけどかなり知ることができます。こちらを参照してから行くのもいいかもしれませんね。

 

最後にこの展示会を訪れた好きな人の言葉を紹介。

「自分の在籍するグループが櫻坂46で誇らしい気持ちと、櫻坂46で居られてよかったと、
心の底からそう思いました。」

田村 保乃公式ブログ | 櫻坂46公式サイト

 

私たちにとっても誇りです。ありがとう。

 

p.s.田村保乃ちゃんお誕生日おめでとう〜!

 

 

10,000km彼方のデビュー戦

 


パリ!!!巴里!!!Paris!!!


をタイトルにしようかと思ったけどさすがに止めました。

それは置いといて本当にいたんですよ、パリに。こういう写真はあるといいと聞くけど、確かに撮っておくものだなって。

 

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あの日からあっという間に2ヵ月半経過。明らかにもっと早く書き記しておくべきでした。

が、2ヶ月半経ってなお鮮明に覚えている日本の茹だるような暑さに比べて全然過ごしやすかったフランスの夏、どこをどう切り取っても絵になって仕方がないパリの街並み、世界一美味しいクロワッサンの話、記録にも記憶にもとどめておきたいことが山ほどあるParis遠征。
そしてその目的であったJAPAN EXPOのライブは心の底からこれほど自分の目で、耳で、身体で、心で見届けられて良かったと思えるライブは今後あるのかなと思うぐらい。記憶のど真ん中に強烈に焼き付いた、そんな思い出なので今さらながら残しておくことにしました。本当に今さらではあるんだけどそれはそれは強烈な一日だったのでね。

 

そんな日の唯一(?)苦い思い出といえば当日午前中にヴェルサイユ宮殿にいたことぐらい。クロワッサンでも癒されなかった。ヴェルサイユも当然良いもんみたなあと思ってますけど、けどね〜。
ちなみにパリの地下鉄は中心部からZONEで区切られて料金が決まってるんですが、ヴェルサイユ宮殿はZONE4でEXPO会場もZONE4に位置してたので、Mobilisの一日切符はだいぶ助かりました。ヴェルサイユはパリ郊外南方向で、EXPO会場は郊外北方向だったので真逆ですが、同じZONE4。
短期滞在でパリ市内回るなら行きたい場所がどのZONEにあるのか調べてMobilis買うのがおすすめです。地下鉄もバスも乗れますからね。

 


そんなこんなでJAPAN EXPO着いてまずびっくりしたのが人の多さ、正直こんなに盛況なイベントだと思っていなかった。
そして次に気付いておおっと思ったのはコスプレしてる人の多さ。コスプレがヨーロッパの地でここまで盛り上がってる光景は夢にも思わなかった。どこもかしこもコスプレイヤーがいて、すごい光景だったんですよ。まあ写真はないんですが。


で、これだけコスプレが受け入れられて盛んであるならば、コスプレの欧州王者を決める大会もあるよねとそこでようやく腑に落ちたかもしれない。
櫻坂さんのライブってこの欧州王者決定戦の手前の順番だったんですよね。しかも同じ会場。なんなら王者決定戦はVIPエリアのチケットが売ってるぐらいの熱の入り方。
実はちゃんと確認したらそのチケットで櫻坂さんのライブも見れたみたいなんだけど、確認が取れた頃には売り切れてました。
そのあたりは郷に入れば郷に従えでしょうがないのかなと思う。おいおいとは思ったけど、国が違えばルールも違うし、我をそこまで押し通すのも違うかなって。

 

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会場の前で入場待ちしてたときに降ってきた雨の写真。大雨。ヨーロッパの地でもこうなるんだとちょっと笑ってしまった。


とりあえず会場に入れた後も大変だった。会場の中でも待機列があって、VIPチケット持ってた人から入場して行って、一般入場組はその列が切れるまで待たされるシステム。困ったのはその列が途切れないこと。入場開始の30分前ぐらいに公式InstagramでVIPエリアのチケット持ってたら櫻坂46のライブが見られるよ〜って告知があったので、その影響もあったかもしれない。とにかく人の列が途切れない。
VIPチケット持ってる人たちはコスプレしてる率が高めであったり、明らかにBuddiesでは無さそうな見た目の人が多かったので、お目当てではないはずなのにちょっと早めに来て櫻坂のライブも観ようとしてくれたことへの嬉しさもありましたよ。でも本当に列が途切れなさすぎて一般入場組の我々は本当にこれ席着いて見れる?と思ってたのはここだけの話。

あと一般入場だと徒競走させられます。トラック一周分ぐらいは走った気がする。久々にマジで走ってしんどかった。あれだけは本当に__


そんなこんなで入場できて席確保して、その時点で30分以上は押してたかな。人がとめどなく流れ込んできてたのでまあそのぐらい押すよねと思いつつ、かと言って別に急ぐ様子も無くだったのでこれもお国柄なのでしょうか。知らんけど。

 


そしていよいよ開演。

overtureがかかった時点で正直泣いた。これまでのグループの歩みを思うと、その場にいてなお夢のようで、これから3度目のデビュー戦がいよいよ始まる感慨深さはえもいわれぬものだでした。好きな人たちが日本という地を離れていよいよ世界に向けた一歩を踏み出そうとする瞬間だからね、危うく感極まりかけた。
それにしても海外で聴くoverture本当に良い。絶対現地で聴いてほしいもんね。格別の味がします。

overtureで泣いてる場合じゃなかったんですよね。やっぱりアウェイの環境じゃないですか。それこそ日本でのフェスとは比にならないぐらいの雰囲気になるかもしれないと思っていたので、俺たちが声出してサポートするぞ!!の気持ちがすごかった。俺たちがやらねば誰がやるんだ、っていう強い気持ち。なんだったんだろうねあれは。でも周りの目を気にせずに声を出したらぁ!って気持ちになれたのは負けたくなかったんだよな。負けたくなかった。
それは海外でのライブだし声出せる人もそんなにいないだろうっていうのもあったけど、そもそもメインの扱いではなかったから。まあそれ自体はしょうがないとも思うんだけど、やっぱり悔しい気持ちはあったのでメインイベントを楽しみに来て座ってる人たちに見せつけてほしかった、ぶちかましてほしかった。まーじで負けたくなかったし、勝ちに行ってくれたのは頼もしさすら感じたぐらい。

ただ結構アウェイな感じかなと思ってたら現地の人たちはしっかり乗ってくれてたのでそこは助かってた。乗るべき部分のノリの良さとメリハリがあったんですよね。桜月はしっかり聴いてくれてたし、BANのときはしっかり盛り上がってくれててありがとうございました。

 

ステージが始まってからは本当にあっという間に時間が過ぎ去って行って。
摩擦衣装でステージに出てきたときの高揚感。一曲目の摩擦係数の「ま・さ・つ‼️」はバカみたいに叫んだ。なぜ恋は曲自体が愛されてるなと思ったし、パリに舞う桜月は優美でした。満開の桜が見えたよね。Buddiesの「元気かい 君に会いたかったよ」は海外Buddies泣いちゃうと思った。あのフレーズはずるい。BANはとにかくテンションぶち上げて楽しんだ、最高。

そしてすごかったのがStart over! この曲は向こうの人たちの心を掴んだようで、特に夏鈴ちゃんがメンバーの背中を登るシーンの盛り上がり方がFoo~~!!ってやつでとても好きだった。

あのStart over!は特に全身全霊を込めたパフォーマンスだったし、それがグループを知らないであろう人たちにも伝わったのはとても良かったです。あっという間の30分で見せつけた今の櫻坂46のパフォーマンスは、きっと向こうの人たちにも届くものがあったと確信してます。じゃないと最後のあの盛り上がりにはならないと思うんですよね。

 

パリ遠征もうひとつ良かったなって思ったのが、海外Buddiesと会えたこと。YouTubeとかでも海外の人からのコメント多いよねとか話題にはなるけど、個人的にはイマイチ実感しきれない部分があって、それが今回の遠征で本当にいるんだっていうのを実感できたのは個人的に嬉しかったんですよね。

日本からパリに行くっていうのはもちろんそうなんだけど、それは他の国に住むBuddiesも同じな訳で、やっぱり金も時間もかかる。それこそ同じ欧州圏であってもそこそこ金は要るし時間もまあかかる。
それでもせっかくの機会だからって観に行くことを決断させる、人を突き動かすグループの魅力が確かにあるんだと思うんです。そういう人たちが日本だけじゃなくマジで世界中にいることを実感できたのは本当に良かった。あの空間はなかなかに美しいものでしたね。

海外Buddiesとは"おみやげ"配ってたときにちょこちょこ話すこともできて、推しメンの生写真に心躍らせ、あのときあの瞬間の映像が見られる期待に胸を膨らませているところとか、オタクのリアクションは万国共通なんだなとわかったのも良かったな。現地で交流できたのは本当に楽しかったことのひとつでした。


とまあこんな感じで遠征の備忘録としたいと思います。パリの街並みは櫻ちゃんのYouTubeチャンネル見てね。パリ実は2回目の訪問だったけど、何度でも行きたくなる街だよね〜すでにもうまた行きたいもの。


www.youtube.com

 

今回パリに行くのを決断したのは勢い10割みたいなところはあったけど、今となっては良い決断したなと胸を張れる。それにしても北海道か沖縄行くぐらいのノリで決断したのは今振り返ってもおもしろい。

 

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↑これは発表直後


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↑3日後、あまりの急展開、何があったんでしょうね。

 

決断する時はこのぐらいのほうがいいのかもしれない。あと3rd TOURからの流れでちょうど櫻坂さんに対するモチベーションがスーパーハイシーズンだったのが重なったのもあったので、時期がいけなかったです時期が。
まあほぼこれと一緒のノリでマレーシア行きを決めてしまったのはまた別のお話ですけど。

 

あとバカにならないと見えない景色はあるんだと改めて思った。やっぱり最初は現実的に無理だと思ってたし、また次回かな〜なんて思ってた。実際終わった後はお金も仕事もしんどかったもんね。特にお仕事。でもそんなもの置いておいて好きな人たちの晴れ姿を見届けるためにこの歳になってもまだ良い意味でバカになれるんだというのはまだ自分も捨てたもんじゃない。


これは自分も日頃はそうであると思いたいけど、そうそうバカになんてなりきれない。無理。理性が働く。だけどそこで振り切れてこそ見える景色がある。で、その景色が結構美しかったりする。あの景色を見るためならまた振り切っちゃうんだろうな。好きを追って追って動いてる自分のことは悪くないねと思える。自己満足の世界だけどね、結構真剣にそう思う。
それを教えてくれたパリ遠征。そしてその機会をくれた櫻坂さんもありがとうね。

 

 

最後になりますけど、まあいろいろあったグループです。一度築き上げたものを横に置いてまた一からやり直すっていうのは想像も及ばないぐらいキツくてしんどくて大変なことのはずで。改名してリスタートして、別にこれまでを捨て去った訳ではないけど、生まれ変わるとはそういうことであって。
2度目のデビューから積み重ねてきたものって相当に重い覚悟で支えられているものだから、そういうものの積み重ねが世界にどんどん届いていく、その一歩目たるこのライブを日本から10,000km彼方のパリへ飛んで見届けられたことは誇りに思います。

 

来年はどこに行くんだろうな、勝手について行ってるだけだけど、また新しい景色を見せてくれることをとっても期待しています。

3度目のデビュー、おめでとう。

 

 

 

櫻坂46 3rd TOUR ~Do you know?~

 

 

未だに余韻に浸っている気がする。浸りすぎてまとめるのが遅くなってしまった。ということにしておきたい。
しかしそれほどまでに鮮烈だった3rd TOUR。櫻坂46が鮮烈にしてくれた3rd TOURって言った方が当初の感想からしたら正しい表現なのかもしれないけど。

 

代々木第一体育館で迎えたツアー初日。代々木は約1年前の「渡邉理佐卒業コンサート」以来で、あの日も同じように蒸されてたことを少し思い出した。あれから約1年が経ち、2nd TOURを経て桜月という色を手に入れたグループはどういう姿を見せてくれるかな、我ながら結構な期待を抱いて見に行っていたと思う。

 

しかしながらその日の公演が終演した後、真っ先に「あれ…?」と思った。本当に些細な違和感だったし、公演自体は充実した内容で満足感を持ち帰れていたにもかかわらずの感覚。とても良かったな〜と思ってホテルに帰りながらも何かが足りないそんな感覚。期待しすぎた?いやいやそんなことはない、ではこれは一体なに?

 

と探していったときに見つかった答えは「高揚感」。このライブを見た後の高揚感は2nd TOURを見たときに強く感じたものなんだけど、2nd TOURが無意識にモノサシになっていたゆえの感覚が「あれ…?」になったんだと思う。

正直これは大変だな〜と思った。2nd TOURは個人的にも超大好きで、櫻坂さんもペンライトを消して欲しいというお願いがあるぐらい自分たちの演出にこだわり抜いたライブだったし、そしてその演出に込められた期待を上回る熱量を届けてくれたライブであったから。3rd TOURは超えて行ってくれるだろうか。ちょっとした不安を、それはもう個人的すぎるものではあったけど感じていた東京公演。


そして迎えた翌週の愛知公演。

シンプルにびっくりした~!1週間でここまで変わるんかと驚いたもんね。見終わったときに"また明日の公演が楽しみ"という感情が込み上げてきたことが嬉しかったし、これだよ!と思ったもの。
そしてやっぱり去年の2nd TOURで綺良ちゃんが言ってた"10回公演があったら10回レベルアップのチャンスがある"っていうメンタリティ、この精神性も櫻坂46を構成するひとつなのではとも思う。前回を超えてくるライブ、それを作り上げてきてくれる人たちだから大好きな訳でさ、たまらなかった。

 

まあそんなこんなで今回のツアーは5会場9公演に入れた訳だけど、やっぱり最後の千秋楽をベストに挙げたい。あれはあれでまたひとつの完成形に辿り着けたように思う。もちろん"完成形"というのは今の時点での話であって、将来更なる進化を見せてくれることもまた期待できるのがいいところ。そういえば感謝祭でもTAKAHIRO先生がそのようなことを言ってた。多分特典Blu-rayで見れるはず。(まだ見てないんや)

 

As you know?とDo you know?

去年のツアーというのはこれまでやってきたことを研ぎ澄まして極めていく流れの中でのツアーだったと思ってて。
「As you know?」、文字通り「知ってるでしょ?」とライブを通して語りかけてきていたかのような。こういうことができるのは知ってるでしょ?でももっとできるから、だから見ててね。というのが2nd TOUR。

では3rd TOURはどうだったかというのが「Do you know?」=「知ってる?こういうこともできるんだよ?」ってことだったんじゃないかと。

2ndと比較した時の大きな違いのひとつは観客側のリアクションを求める機会が大きく増えたこと。これはひとえに環境の変化が大きく影響していて、声出しがいよいよ解禁されたことに起因している。

自分のツイート引っ張り出してすまんな。

公演中のMCでも、特に保乃ちゃんが回すターンのときに触れられることが多かったと思うけど、声が聞こえてくることをメンバーはとても喜んでくれてた(はず)。

そしてこの環境の変化への最適化いうのは櫻坂だからできたことなのではと思っている。自分たちのスタイルをいつでもどこでもひたすらに貫き通すではなく、環境に適応した上で自分たちの強みを出していく。だからこういうこともできるんだよ?知ってる?っていうところのDo you know? 観客席も巻き込んでいくインタラクティブなライブスタイルの確立。

 

もうひとつの大きな違いは言わずもがな3期生の存在。もちろん2nd TOURはまだ在籍していなかった訳だから必然的にそうなるわけだけど、ここがおもしろいのはセットリストの流れにも影響しているのではないかという点。ということで見ていきましょう。

 

追われる者たちと追う者たちと

3期生曲「夏の近道」でこういうフレーズがある。

"このままだと追いつけない 僕より先を歩く2人に"

「僕より先を歩く2人」は3期生が言ってたんだっけな、1期生、2期生のことなんだって。そんで追いつけないと歌っているのが3期生。つまり追われる者が1期生と2期生、追う者が3期生。これを3rdツアー風に言い替えると追われる者=逃走者、追う者=追跡者ということになるのね。なるんです。

ではこの逃走者と追跡者が今回のライブでそれぞれ何を意味しているかというと、逃走者の方はずばりアンドロイド、追跡者の方はアンドロイドを管理する者、もっと言えば警察とかそういう体制側の人たち。というのを踏まえてセトリを見てみると

 

open.spotify.com

 

*セトリ構成はアンドロイドにされた人間が自分の正体に気付き、人間に戻ろうと争うストーリーという仮説。

Overtureが終わってすぐのダンストラック、スクリーンにも映ってたけど、電子音で次の通り指示が流れてくる。

”Re-Load→Scanning→Activation→Auto-Pilot”

そもそもこの説を思いついたのはこの導入部分のせいだったりする。そして”Scanning”で緑のレーザーが会場全体をスキャンするところを見て思い出したのがそこさく特別版のこれ。玲ちゃんかっこよかったよねあの場面。

 

livr.jp

 

これってもしかして⁉︎とさすがに思った。あとCoolのときにスクリーンに入れ物が映ってるっていうのは魂の入れ物を指してるのでは、とか。入れ物の色がカラフルだったのは各人のペンライトカラーを表してたりしたのかもしれない。本当に知らんけど。
人間だったものの入れ物に人格を”Re-Load"、"Scanning"で人体の構成、"Activation"で起動、"Auto-Pilot"であとはプログラムに沿って動くみたいなイメージ。
最初のMCまでのセトリもプログラムとしてアンドロイドを動かしているかのような感じにどうも思えてしまって。Coolの終わり方は電源が切れた感じだし、摩擦係数は野生と理性っていうチーム分けがなんかそれっぽい。(なんか)

プログラムされた通りに動いてたアンドロイド(元人間)はふとしたことから人としての感情に触れ始める。(それが愛なのね?なので(そのまま))。恋が絶滅する日、ブルームーンキス、五月雨よまでの流れであらゆる人間の感情に触れた後にもしかして真実で本当は自分は一度死んでいたのではと疑いを持ち始める。そして無念。あぁ自分は昔人間として生きていた時があったんだと。この悔しさはいつか晴らそうと。

さて3期生パートは追跡者側の自己紹介パート。物語でよくある相手側の登場人物が続々と出てくるそういう場面。追う側の3期生、より会場を巻き込んでいくスタイル、まるで会場を味方につけていくかのように披露する「夏の近道」。観客を大衆と位置付けるなら、ここで大衆を味方につけた体制側とそれに反抗する逃走者という構図ができましたね。

3期MC明けのダンストラックでは大園玲ちゃん、守屋麗奈ちゃん、森田ひかるちゃん、田村保乃ちゃん、藤吉夏鈴ちゃん、山﨑天ちゃんが出てくる、この6人は今回のセトリに入ってる曲のセンターを務める人たちなのでここは演者の紹介的な趣。ただ6人いるといってもこの6人がセンターとして表現する人物(?)像は全て同じ。自分がアンドロイドであることに疑問を持った元人間の人型ロボットの表象で一貫してる。

魂のliarは”手を振り上げているところなどちょっと決起集会めいたところがあるし、「ここから抜け出す!」という強い意志がある。

Nobody's faultで自分は今までのアンドロイドとしての生き方を改めて人としての道の模索。なぜ恋をしてこなかったんだろう 「ホントの自分見つけたい」、「幸せは参加すること」で自己の葛藤。流れ弾は今までの自分を外から(=客観的に)見て決心、「言いたいこと言わせてくれ」で宣戦布告。本題からずれるけど、横浜3日目と千秋楽でラストにセンターステージを指差す田村保乃ちゃんには痺れた。

そしてまた3期生のターン。「Dead end」はそのまま「行き止まり」。逃げる元アンドロイドに対してどこにも道は無いと告げる追跡者。大衆の熱狂は最高潮。

BANの直前で鐘が鳴るのは時間切れの合図でいよいよ最終決戦。BANは通常版とスペシャル版の2パターンがあるのでそれぞれで結末に至る過程はやはり異なる訳ですよ。

まず通常版は逃走者と追跡者の対立エンド。このまま逃げ切るためには追手を振り切る必要がある=追手を超えないといけない。じゃあ超えるってなにを?という話。本当の自分を取り戻すには、というときにここでBANを演目として行うということは超える対象は恐らく3期生が披露したBANかなと。

 


www.youtube.com

 

ずっとドキュメンタリーから見ていたので、感動したし、シンプルにすげえって感じだったんだけど、じゃあ先輩方どうしますかね?という観点。ツアーを見に来るBuddiesの脳裏に強烈に焼き付いているはずのあのBANを超えられるの?

結果ラストのラストでしかもダンストラック追加という魔改造BANによって追跡者の影を振り払うことに成功した訳です。これが一つ目。

2つ目は追跡者が裏切って逃走者側についたパターン。これはシンプルでわかりやすい。レーダーによって街中を探索される逃走者。その中で捕捉された逃走者と思われし対象(=石森璃花ちゃん)。ところが逃走者と思われた対象は実は追跡者側で、逃走者のアシストを受けていた、という落ち。アシストを受けてさらにパワーアップした逃走者は貫禄のパフォーマンスで包囲網を突破、無事逃げ切りましたとさ。

桜月は自分を取り戻した後のお話。BANがクライマックスなので、エピローグもしくはエンディング的な趣。桜の木の下で思いにふける元アンドロイドはひとり荒野を進んでいくのでした。

まあ妄想全開ではあるんだけど、こういうストーリーだったら楽しいね。実際どうかは置いといてさ。

 

セットリストの各曲についての振り返り

それではそれぞれの曲について。本当にそれぞれ〜って感じの感想なのでお手柔らかに!

0. Overture〜1. Cool

OvertureだけでいいからYouTubeにあげてほしいと毎回思う。じっくり見たいので。

今回の黄色ベース、紺色ベースの衣装は5th制服衣装モチーフで、それをさらにブラッシュアップさせたような感じでとても好きでした。どちらかというと紺ベースの衣装の方が好み。

田村保乃ちゃんと森田ひかるちゃんが並んで紹介される映像、本当に好きだった。

今回のツアーは5thを引っ提げた形になるので3rdツアーは守屋麗奈ちゃん大園玲ちゃんが中心になるのは流れを汲む感じで良かった。Coolで始まる構成はとても好きだったな。ダンストラックで大園玲ちゃんがセンターステージに出てくる場面、ステージの上にいるメンバーたちがセンステに向かって戦隊ヒーローぽくポーズ決めるのとても良かった。赤背景だったので少しNobodyを思い出した。何度見ても圧巻。

横から見てるとわかりづらいけど、正面から見ると結構カラフルな感じで、横から見てると邪魔でしかなかった枠がなかなかの仕事をしていた。 このツアーは正面から見るの推奨だったと思う。

Coolで一番目を引いたのは夏鈴ちゃんかな。とにかく目がついつい夏鈴ちゃんを追ってしまうような、そんなパフォーマンスを見せてくれていた。。

 

2. 半信半疑

イントロかかった瞬間の会場のうねりがすごかった。お久しぶりだったもんね。
半信半疑も夏鈴ちゃんが良かったな。ずっとゾーンに入ってたような感じ。あと半信半疑感(なんそれ)が一番あったのが夏鈴ちゃんだったと思う。
この曲のパフォーマンス見てると改めて天ちゃんの妖艶さがすごいを超えてもはやおかしい(褒めてます)。
保乃ちゃん松田里奈ちゃんのシンメというかペアというかのところは2人が表に出さない顔を見てるようでちょっと罪悪感ある。 「それが愛なのね」のときとはまた違う魅力だね。
半信半疑でよく思ってたのがひかるちゃんの身体の使い方の上手さ。もう本当にエキスパートで自分の魅せ方が上手い。

あと神奈川公演からスクリーンの使い方が変わってたね。


3. 摩擦係数

2ndTOURを経て、終わるときに爆発が無いと物足りない身体になってしまったかもしれない。とっさに身構えてしまう。爆発よこしてくれ。声出し解禁されて大サビ前の「ま・さ・つ!」を言えたのは大満足。

摩擦係数は正面から見るとこの人たちの凄さがわかる曲No.1。横から見てもすげえなとはなるんだけどさ。一糸乱れぬってこういうことかってすごーく感じる。あとふたつのグループでなかなか違うことやってるのに全体としては調和が取れてるのもすごいよ。正面から見ると超圧巻なのに、いい意味で熱量が抑えめというか、セトリの順番がここだからなんやろか。ちなみに横から見てるとダンス自体よりも移動の方が大変なんじゃないかと思える。かといってダンス自体が平易な訳ではないけど。

真横から見てると動線の狭さがすごいのよ。あれだけ移動もフォーメーションチェンジも多いのにプラスでダンス難度マックスレベルなのおかしいと思う。もっと評価されてほしい。なんであんなこと普通にやってんだろうね。

ラスサビで背景を赤くして照明をほぼ落とした演出にしたのやっぱり大正解。超かっこいいから。


4. それが愛なのね

声出しがあるだけでこの曲は変わるね〜!!
知らないはずの昔を感じさせる曲だなっていつも思う。それこそ生まれてないバブルぐらいの頃の雰囲気がある。そんな曲なのになぜかにあってしまう山﨑天さん。あと煽りが本当に上手。MCからの繋げ方も上手くて未来が明るすぎる。でもこの曲の1番のお気に入りは保乃ちゃん松田里奈ちゃんの「それでもなぜか〜」のところの保乃ちゃん松田里奈ちゃんの笑顔満開のパフォーマンス。大好き。

あとメインステージにガッツリ「SOREGAAINANONE」で表示されてておもしろかったし、ここでセンターステージの上にモニターあったんかいっておもた。あったらあったで助かる設備だった。

これは個人的な話だけど、センステに近いときに保乃ちゃんからしっかりレスもらえたのはとても良い思い出。保乃ちゃんすっげえ可愛かったな…

 

5. 恋が絶滅する日

スクリーンの演出が2ndツアーと一緒でさすがに泣いてしまった。 歌詞を英語で全部流してるやつ。懐かしさで泣けていた。
セトリ見直してもこの曲は会場が温まってきた後でやりたかった。もっと盛り上がるのにね。

この曲の好きポイントは2サビで下手側に保乃ちゃんが来るんですが、サビで自分の番が終わって後ろに回ったあとにスタンド上段に向かってパフォーマンスしてるのが本当に田村保乃ちゃんだなあって感じで大好きなんですよね。 誰1人見落とさないよ、全員が楽しんでほしいっていうのが表れててとても好き。 これしかも毎回やってるのよ。列に戻るギリギリまでスタンドに向かって拳突き上げてたりしててさ。好きになるよねならざるを得ないよね。ラスサビで保乃ちゃんが笑顔で踊ってたのもなんだこの人って感じで好き。隅から隅まで好きな曲。

 

6-A. ブルームーンキス

歓声がOKになった影響を一番受けた曲だなって思う。
セリフの後の余韻を楽しみたかったので。

6-B. 偶然の答え

ライブで見る偶然の答えは音源だけの場合と全然変わるので、現場で見るのをオススメします。パフォーマンスありだと断然好きな曲に入る。

 

7. 五月雨よ

1番で保乃ちゃんが自分のパートを歌い終えてベッドに腰掛けるんですけどね。座った後の視線の先に福岡公演までは関由美子ちゃんがいたんですよね。神奈川公演で見たときに保乃ちゃんの視線の先に誰もいなくなってしまってたのがすごく実感してしまった。
千秋楽で一番良い歌い出しを披露した天ちゃん。配信アリの日にベストをたたき出せる天ちゃんはやっぱりスターの星の元に生まれている。

この曲の好きなところはそれぞれ表情は違うんだけどさ、ラスサビのところでは全員がそれぞれ希望を抱けたような顔をしてるのがとても好きなんですよね。
そんで五月雨よの田村保乃ちゃんは一貫してずっと希望を信じて前に進んでてそれはそれで涙が出る。前を向く強さ、どんなときでも希望を失わない強さを感じられてとても好きなんですね。保乃ちゃん、、、

 

8. もしかしたら真実

真実っていうのはね、見た人の心の中に存在する。それでいいじゃないか。

 

9. 無念

歌唱メンバーと歌詞を見るとやっぱりしんどいところはあるよなと思ってしまう。
その中で救いを見せてくれる松田里奈ちゃんの力強い視線。この曲の意味すら変えていきかねない勢い。

横から見ててすげえ!と思ったのが、ステージの上でパフォーマンスするときに土生さんが武元唯衣ちゃんの後ろを通るときの唯衣ちゃんの通し方がすごい繊細だった。

あと見てて茉里乃ちゃんの表情にとても惹かれるものがありました。顔に無念さを滲ませてた表現の仕方とかものすごく良かったんですよね。

 

MC2

ここはどうしても入れたかった。田村保乃ちゃんが仕切りをする回。

すごく淀みが減ってすごいなとずっと思ってた。去年のケヤフェスの時と比べても日進月歩。しみじみする。その場で考えることが減ってるし、かといって定型的な進め方で終わらせるでもなく、とても良い。あと定期的に保乃ちゃんの想いを話してくれることがあって、そのときの言葉がすごく嬉しかったりしたよね。

 

10. 夏の近道

3rdTOURの方向性を決めたかもしれない曲。Buddiesに盛り上がりを要求し続けるし、Buddiesもめちゃくちゃノリノリでコールを入れてる。いやわかる。コールしたくなっちゃうもん夏の近道。そういった秩序を作り出す側としての役割を授けられてると思うので、演者としても上に書いたツアーセトリのバックグラウンドストーリーで果たす役割としても満点。

そして3期生全然信じられないぐらい踊れるよね。びっくりするぐらいにパフォーマンスできてる。前途洋々。


11. 魂のliar

ラストのフリーのパートはメンバーによって色が出るのでおもしろい。夏鈴ちゃんは毎回パッションに身を委ねてる感じがして好きだな〜と思った。
あとだんだんクラップしてる人が増えていってたのも良いところでしたよね。

この曲の前のダンストラックで玲ちゃん、保乃ちゃん、夏鈴ちゃん、ひかるちゃん、麗奈ちゃん、天ちゃんが出てきて踊るの好きすぎた。バレーボールのフリとかもあっておもしろと思ってたけど、ちょっとStart over!のフリと被るようなところがあって実際のところどうだったんだろうと気になる。あえて被らしたのかな。

 

12. Nobody's fault

代々木ではステージ演出の都合上無かったんだろうけど、やはりNobody's faultは森田ひかるちゃんのジャンプがあってこそなので愛知公演以降のノバフォでジャンプありに戻してきてくれたのはありがたかった。

気になったのはスクリーンとか枠のところの演出で、データが壊れてるみたいなモザイクみたいなのがあったこと。制御から抜け出そうしてプログラムを壊したアンドロイド的なストーリーに合うなと思って見てた。

でもNobody's faultで一番気になったのは大阪公演の2日でひかるちゃんが明らかにキャラクターを使い分けていたところですよね。

大阪1日目はひかるちゃんの目にあまりにも光がなかった。これはあえてそうしてたんだと思うし、とは言えあまりに光がないものだから心配になった。 闇堕ちした、みたいな感じのオーラすら出てた。
対して大阪2日目千秋楽のNobody's faultではひかるちゃんの目には力強さが宿っててある意味心底安心した。1日目の光の無さがあったから余計にね。
2日間でキャラクターを使い分けたのがどういう意図の上でだったのかは誰か聞いてきてほしい。シンプルに凄みを感じた。

 

13. なぜ恋をしてしまったんだろう

センステの囲いは檻のイメージなんですよね。2サビでセンステのスクリーンに映る電脳迷路みたいなのは檻の脱出口を探しているイメージ。もう1人の自分がいることを確信してここじゃないどこかへ、みたいな。 電脳世界で逃げ惑うように見えた夏鈴ちゃんはさながらロックマンのようでした。

なぜ恋の夏鈴ちゃんの解き放たれてる感はマジで、結構入り込んでるというかウェットな感情を全面に出してる気がする。でもなによりこの曲は愛されてるなあというのが一番の感想。

次の曲に備えるための田村保乃ちゃん全力疾走チャレンジも見どころでして、他のメンバーでもああいうところを見るの好きなんですよね。

あと赤サイになっちゃう問題ね。好きな色で振れば良いとは思うけど、さすがに赤色の曲が多いし、直前の照明演出にあまりにも影響されすぎではと思う。

 


14. 流れ弾

毎回解釈を変えて見せてくれる保乃ちゃんと追いかけっこをしてるかのような、そんなイメージでずっと追ってた。いやマジで流れ弾だけは全公演分を収録して渡してほしい、出すので。

最初の代々木で感じた異物感が愛知では消えたりしてて、徐々にモノにしていく保乃ちゃんを追いかけるのが楽しかったのもある。バレーボール関係のインタビュー読んでると本当に言語化が上手いと思うので、保乃ちゃんに流れ弾を語ってもらう会を開いてほしい。
無抵抗の服従、からの反抗、そして自分らしさとはをずっと追っていたのが3rdTOURの流れ弾と思っているけど、まずもって出てきたときの風格が良い。曲に入りこむメンタルに持っていくのもやっぱ大変なんだろうとも思うけど良い。
1番終わりのお辞儀の手前の表情のキレ加減が良さとか、愉悦に身を任せたと思ったらすぐに自我を取り戻してコントロールを取り戻したりみたいなところもあったり。オンオフのスイッチの切り替えが細かいときもあれば、グラデーションで次第に理性をぶっ壊していくのも見せてくれたり。毎回ありとあらゆる姿の流れ弾を見せてくれて本当に楽しかった。

中でも千秋楽の流れ弾はあまりにも圧巻だった。登場からステージの上から見下ろす景色を名残惜しむかのように早くて。仮面を被った自分ではない自分に対してずっと苦しそうでぶつけようのない怒りが込み上げてるけど、でもどうしようもないという1番。
2番に入る手前のお辞儀するときの表情も好きで。吹っ切れたように支配者となり周りを意のままに操るところがやっぱり好き。保乃ちゃんの動きと周りの動きが連動してるのがとても美しくてさ、保乃ちゃんが手を下げると周りもみんな地べたに這いずるところとかめちゃくちゃ良い。この連動してる芸術作品の如き美しさはいつもそうなのですが。
いつもとの違いだと、2サビでみんなが折り重なってるところに移動するときのステップの運び方がいつもはちょっと走ってるんだけど、千秋楽は歩いてたのが好きだなって。そこで歩くか~!!みたいな。これ一番テンション上がったかも知らん。
2番のセリフのみいちゃん夏鈴ちゃんは去年のツアー福岡2日目を思い出した。徐々に引き摺り込まれていく感じ、流れ弾の歌詞が伝えたいことと綺麗に重なる。

2サビの手前で腹を決めてサビからラストにかけて保乃ちゃんは徐々に自分の仮面を外そうとする。ずっと押さえ込まれていた自分の解放、千秋楽は曲の主人公としての自分の解放じゃなくて、もっと本能に近いところでもはやそこに立っていたのは田村保乃ちゃん本人だったんだと思う。全身から迸るエネルギーの凄まじさ、全てを曝け出して表現する自分らしさ、本気の本気をステージに全て置いてこようとしてたね。
最後にセンターステージに向かって指を突きつける様はすごくかっこよかった。次はあんたらだよって、そりゃあそうと言いたくなる。

見ながらずっと痺れてた。最高の流れ弾だった。ありがとう。

 


15. Dead end

なんであの子ら普通にパフォーマンスできるんだろうね。 マジでビビる。すごいよ。

センステのスクリーンにバリケードが降りてくるイメージでそのバリケードに3rd Membersと書いてあるのも秩序側って感じがしますよね。バリケードってことは行方を塞ごうとしてる訳だし、バリケードを下す側って秩序を保ちたい側ですよね基本は。

支配から抜け出そうとする反逆者にそちらは行き止まりだよって上から迫ってくる感じ。大衆(観客=オタク)を扇動して逃げ道を塞ぐ感じ。あと鳴り響くサイレンは追跡者側の証左だと思うんですよね。

山下瞳月ちゃんが保乃ちゃんポジは地味にアツかった。

それにしても目の前で浴びるDead end、あまりに良すぎた。あの子らもあの熱量をきちんと継続して持ってこれるんだもんな。櫻坂だよ、立派に。村井優ちゃんすごくかっこよかった、お疲れ様でした。

 


16. 条件反射で泣けてくる

3期がはけてから歩き出す山﨑天さん風格がとんでもない。そりゃ天様なんだよナ… 空気が一瞬で変わるもの。

天ちゃんがセンターステージで台に乗ると周りのスクリーンよりちょっと上に出る感じになるのが気になった。なぜ恋はスクリーンで囲われた中でパフォーマンスしてたのに条件反射はちょっと上にひょっこり出てる感じ。追跡者から逃げてる想定だとすると、塔の上から街の動きを見下ろしてる感じなんですよね。次はどうしようか、みたいな。

夏鈴ちゃんは条件反射もとても良かった。めちゃくちゃ曲に入ってる、いや夏鈴ちゃんは割とどの曲もそんな感じするけどなんか過去の思い出に心を乱されてるかのような感じで、あれなんか泣けてきた。


17. BAN

2ndツアーでいう恋絶枠。間奏のダンスがえぐい方向で強化されていた。終盤の演目でそれをやるっていうのがチャレンジで良すぎる。絶対しんどいだろうけど。魔改造BAN何回見ても意味わかんなくて好きだった。

さて、前段でも書きましたが、BANのイメージは脱出口をBANされる前に逃げられるのか、勝てるのか、いざ尋常に勝負といったところ。セトリのバックグラウンドストーリーの通り、逃げる側(1・2期生)と阻止したい側(3期生)としたときに、逃げる側は阻止したい側を上回らないといかない、超えないといけない。そうした場合に何を超えるかとするとその対象はおもてなし会のBAN。オタクの脳裏にはドキュメンタリーから見守ってきてぴあアリーナで披露した3期生のBANがだいぶ色濃く残ってると思う。実際称賛の嵐だったしそう思うし。でもその幻影を打ち破らなきゃいけない。3期生の曲ではないし語弊はあるけどそれを自分たちの手に取り戻さないといけない。じゃあ1・2期生がどうしようかというときに出たのが間奏のユニゾンなんじゃないかなという説。あれを追加することで超え切ったのだと、自分たちを取り戻したのだと、そう思いますね。

スペシャルBANは爆沸だったもんね。神奈川3日目でいつもの通り鐘が鳴り始めてあれ、中央に誰かいるなと思ったんですよね。いつもはいなかったよな〜と思いつつ双眼鏡で見てて、フードが脱げてひかるちゃんじゃない!!????!?で驚きすぎて全然誰かわからなかった。石森璃花ちゃんだったんですけども。
3期生でやっちゃうのかこれと思ってたら1番終わりに3期生が端にはけるんですよね。確定演出。ひかるちゃんが率いて1・2期生が入ってくるの一番テンション上がったねこれ。すっげえ良かった。やっぱりキングなんですよねひかるちゃんは、キングなんですよ。大事なことなので2回言いましたが、キングひかるの凱旋、栄光の架橋
間奏もスペシャルバージョンでウルトラ豪華で最高。間奏のダンスが運動会のエール交換みたいな感じでちょっと懐かしさもあったね。
総じてこれだなあ〜!!って思った、これだった。

大阪はまたちょっと違っててさ、神奈川はひかるちゃんが先頭で率いて出てきてたはずだけど、今日は最後尾にいたんですよね。重役出勤。この差異がなんなのか気になるし、1日目はやはり目に光がなかった。
大阪2日目のBANもやっぱり森田ひかるちゃんは後ろ側からの登場だったけど、目に光が宿ってたし、力強さがあったので昨日とは全然違った。
あとで配信で見てたらあんなに楽しそうに踊ってたんだね。ちょっと泣きかけた。天衣無縫じゃんね。間奏の部分でパフォーマンスをぶつけ合うところは何度見ても感嘆する。

とんでもないクライマックスを用意してくれたな!!!最高です櫻坂46。

 


18. 桜月

クライマックスがBANとするなら桜月はエピローグ、あるいはエンディング。
スクリーンにLastSongと映すのもエンディングを意識させる感じだし、やっぱりセトリが描くストーリーとしての本編はBANがクライマックスなんだと思う。

BANで出来上がった会場の雰囲気を桜月に持っていける守屋麗奈ちゃんの素晴らしさはもう少し語られて良い。というかそもそもこのツアーの桜月は完成度がすごい。繊細で儚くてでも力強くて、過去に想いを寄せるだけでなくてしっかりと決別して未来へと進む強さがある。 いや本当に今回のツアーは桜月を見るためだけに行く価値のあるツアーだったよ。桜月のパフォーマンスめちゃくちゃ好き。

個人的には福岡2日目で「最終のバスを待ってる間〜♪」で麗奈ちゃんが通り過ぎた後の2人の表情があんまりに対照的すぎてで情緒が死にそうだった。保乃ちゃんは希望に満ち溢れた表情をしていたのに、ひかるちゃんが顔面蒼白ぐらいのショックを受けた顔をしていてなんか本当にもうね。

2サビ直前で桜の木が咲くのを表すところは保乃ちゃんの導線がすごくせまくてそこなんや!っておもた。あと2サビはスカート持って地面を何度も蹴る振りがすごく好きなんですよね。運命には抗えないことを意図してるようで。

あのテンションマックスのBANのあとにしっとりした桜月をできるメンバーもすごいと思うし、これが2年半で新しく積み上げたものなんじゃないのとオタクは思っているよ。

 

EN1 Buddies

代々木だったと思うけど、センステからメインに戻るときに花道で保乃ちゃんがゆみちゃん見っけて肩組んで戻っていく姿にちょっと泣きそうだった。
福岡2日目は天さんがセンステ中央でゆみちゃんとずっと話してたのが頭に残ってる。あと最後の煽りのときに秒読みが完璧すぎてビビった。とんでもない才能を毎回見れていることにありがたみを感じる。

スタンドの時はメンバーが近くに来てくれてホント近くで見られてアイドルって可愛いなってしみじみしてた。

 

EN2. 櫻坂の詩

桜色に染まった風景っていいもんだなあ。一番でかい会場でいつかね。
ずっと書き忘れてたけど、この歌だけは卒業メンのポジションを空けておくことに意味があると思う。歌詞とリンクしてそれはそれで趣が出てきて個人的には好き。

あと曲終わりにツアーの座長ポジのメンバーがカメラに抜かれるときに笑顔になってる瞬間もだいぶ好き。

 

Graduation Ceremony EN1 偶然の答え

歌詞が全て。あの人混み、つまりはオーデの倍率であの9人が最初に揃ったことはそんなん運命以外での何者でもないって訳。計算したって答えは一生出る訳ないけど、それでももう一度計算したら同じ答えになるんだと確信してる。あの9人が揃うのは必然なんだと。


井上梨名ちゃんや武元唯衣ちゃんはだいぶ来てしまってたように見えたけど、それてみんな笑顔なのが不器用さを増幅させててね、えもいわれぬ感情になってしまった。めちゃくちゃ良かった、この8人でのパフォーマンスが見られて本当に良かった。

やっぱり期曲欲しかったなあ。この子らの曲が欲しかったのだ。

 

GCEN2. 無言の宇宙

新二期生も出てきて無言の宇宙。
これも歌詞、歌詞が全て。ゆみちゃんにとっての欅坂そして櫻坂は他にない唯一無二の場所であってくれたようで良かった。

「必ず帰ってくる」のセリフパートは小林由依さんが1st TOURでお休みしてた時のことがあったからどうかな〜とちょっと心配してたけど、保乃ちゃんらしい笑顔だった。それが寂しさを余計に感じさせてしまうところはあったけどさ。 保乃ちゃんらしい笑顔だったのはよかったんだけど、それがなお一層というところもあって。いやまあそういう人だからね。

やっぱり期曲欲しかったなあ。14人の曲がよ。

 

GCEN4. 櫻坂の詩

Buddiesは上に書いてしまったので割愛。
最後に自分のペンラカラーではなくサクラピンクを選ぶゆみちゃんは最後までゆみちゃんだったな。 もっとわがままでいいのにと思うぐらい。

ENのMCパートと混ぜた感想になるけど、あの日も保乃ちゃんは我慢してたなあと思う。あの子はメンバーの中で一番不器用かもしれない。必死に泣かないように我慢して、堪えてメッセージ送ってたし、話すときに「なんだろな」って繰り返す保乃ちゃんを久々に見たし。最近話すのも慣れてきたのかな上手くなってるなと思ってたので、言葉にならない想いがたくさんあったんだなって。しかも同い年だったもんね。そしてときどきあの日ゆみちゃんにかけた言葉を思い出して大丈夫かなあと思う日はあるけど、今のチームなら大丈夫だと信じてる。
最後にもう一個貼らしてね。

サプライズでお花渡すのは今回もあって本当に良かったし、毎回必ずやってほしい。ゆみちゃん最後まで綺麗でした。おめでとうね。

 

Special Encore Start Over!

やっべええええええええええなんだそれ!!!初回披露でエグいもの見せつけられて心配です。櫻坂さん基本的にMVはほぼ再現だとはいえ夏鈴ちゃんが上に乗っかるところもゆいぽんを夏鈴ちゃんが抱きしめあげるところも全部再現してくるなんて…!!

この曲見ててここでほぼ全員で表題にしたことも腑に落ちたというか、しっかり全員が強いんですよね。MVもそうなんだけど、しっかり全員ソロカットがあって、自分を見せつけることができる。これが2年半で新たに積み重ねたものなんですよ(2度目)、と吹聴して回りたい気分。茉里乃ちゃんの視線の力強さもよかったし、土生さん!すげえ!いや彫刻かと思うぐらいの美しさ、フィレンツェにいそうだし、でプラスのパフォーマンスの芯の強さがエクセレントですよ。

全員もれなくきちんと強い曲、これで目に見える実績を残してあの頃の自分達を超えたいよね。絶対できるから。

 

ということでようやく3rd TOURを終わることができそうです。
本日はParisで初の海外ライブ、思う存分ぶちかましてきてほしいな。

それではまた。Bonne journée!

 

 

大阪初日を観に行こう〜!!

 

sakurazaka46.com

 

推しに悔しいと言わせてしまったことが悔しいし、そもそもこのツアーを万人に見てほしいので5W1Hを使って書いてみた。

5W1Hはなんとなく使ってみるだけでおそらくこういう使い方ではない気がする。

1. WHERE

会場は西日本で最高の箱、大阪城ホール。ご本人がそう言っているので西日本最高の箱で間違いないと思う。なんか大阪っぽいよね。

www.osaka-johall.com

 

ライブ設備がより整った環境で櫻坂さんを見られる喜びを感じてほしいし、来年以降もこの舞台に立つ櫻坂さんを見たいのでシンプルに完売という実績は欲しいです。

あと諸事情で田村保乃ちゃんの過去のトークを振り返ってたら「いつか大阪城ホールに単独で立てるグループになれるよう頑張るぞー!」って言ってたメッセージがあってね、いわば保乃ちゃんの夢がまた一つ叶う瞬間にもなると思うので、保乃ちゃん推しはやっぱり見に来た方が良いと思うよ。
2021年8月30日のメッセージ見てみてね。

 

2. WHEN

ここが一番の問題なんだと思います。月末だしね、お仕事も忙しいと思います。こちらも社会人なのでそれは全然わかります。

まず関西のBuddiesは強い気持ちでよろしくねということでいいんですけど(いいの?)、遠方Buddiesね、今回で言えば首都圏とか近畿以西の地域とか。

そもそも首都圏は東京から新大阪は新幹線5駅しかないんですよ。しかも品川から乗ればわずか4駅。頑張って半休取得して新幹線に飛び乗れば行けなくはない、むしろ行ける。
ちなみに先週のぴあアリーナMMの場合、東京から横浜までJRで4駅なので同等です。行ける気がしてきませんか…?してきましたよね!?
平日横浜は一般販売でも一旦売り切れになってたのをローチケで見たのでやっぱり首都圏Buddiesが多いはず。ということで強い気持ちを見せてほしい。強い気持ちでLet's 日帰り遠征。

ちなみに新大阪発の新幹線の終電付近の時刻表を見ると日帰りでも大丈夫そう。

新大阪から東京(新幹線のぞみ) - 時刻表 - ジョルダン

20時半に終演したとして城ホールから新大阪まで大体30分ぐらい、行ける。
これは反対方面も同じでは博多行き終電も間に合うよ。
ちなみに名古屋とか広島に住んでる方々は新大阪で軽く感想戦するぐらいの余裕はありそうです。

 

 

3. What

ちゃんとした話もしておこうね。今回の3rd TOUR 2023本当に心の底からおすすめできるライブです。なにせ最初から最後までずーっと濃いままの中身が詰まりに詰まったライブですよ。ステージ上で歌い踊るメンバーの輝きに魅了され、楽曲を届けようとする熱量に圧倒され、ライブが終わった後に感じられる充足感ってめったに味わえないものだと思う。
櫻坂46が届けようとするものを直接受け取ってほしい。配信では伝わり切らない衝動を会場で感じてほしい。会場にいけるチャンスがわずかにでもあるのなら絶対に行ってほしい。今回のツアーもそういうライブへと進化させてくれたんだよね。

思いきりネタバレしながら一曲一曲について話したいんだけど、それはもうちょっと待つことにします。とにかく行けるチャンスがあるのならば行ってほしい。

 

4. WHO

今日の櫻坂46は昨日の櫻坂46からまた一回り大きくなっていて、明日の櫻坂46は今日の櫻坂46からまた一回り大きくなっている。日々成長し続けるグループが櫻坂46だと思うんです。

だからこれまでの9公演と明後日からの千秋楽2公演は全く一緒の公演にはならないし、さらに我々の期待を超えたものを魅せてくれる。そう信じられるグループ。
というかそもそもこれまでの9公演だって全てが違ったんだから。

もっと言えば去年の2nd TOURの時でさえそう思っていたのに、今年はそこに素晴らしい3期生が入って来て、グループに新たな息吹を吹き込んでくれて。先輩たちはきっとすごく刺激を受けているだろうと思うし、グループが好循環で回り始めているように思います。
今のこのグループを見逃すのはもったいない。桜の木は今まさに満開の時を迎えようとしているのかもしれませんね。

 

5. WHY

6thシングルのリリースも発表されて新フォーメーションへの期待値も高いのは果たしてBuddiesだけだろうかと。それはきっとメンバー自身も同じなのではないでしょうか。

その高揚感をもって迎えられる大阪初日、このビッグウェーブに乗るしかなくないですか?
このライブを見るべき理由は今のこのグループだから。今の櫻坂さんは一見以上の価値がある。

いや本当に超個人的な話、今のグループがめちゃめちゃ好きなんですよね。ふわふわした表現で申し訳なさはあるけど、グループの雰囲気って今すごい良いじゃないですか。それこそ見たらそこかしこから伝わってきてさ。当たり前ではないことも知っているからこそ余計に嬉しく思えるのもあるんだけど、すごく良い状況・状態にあると思ってます。だからこそもっと多くの人に届いてほしい。それこそ一度行ってみたくての人は良い機会だし、しばらく行ってなくてって人はきっとまた夢中になれる。結構自信持って言えちゃうなこれ。

 

さあ、ということで

 

6. HOW

https://l-tike.com/st1/sakurazaka46s/sitetop

 

ここから買えるからね!!!!

 

まとめ

長々書いたけど大阪城ホールが埋まっている姿をメンバーに見せてあげたい。

そして櫻坂46のライブはこんなにすげえんだ!っていうのが世間へ伝わってほしい。

それは明日のライブを埋めることも繋がっていくはずなのでどうかよろしき。

 

おわり